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自治医大駅東バリアフリー工事に対する提言を掲載しました

 

を掲載しました


スローテンポ協会バリアフリーグループ


以下、抜粋して提言内容を紹介します詳しくは原文をご覧ください。


 日本は障害者基本法を改正するなど障害者差別解消に関する法を整備してきた。そして2014、つい国連障害者権利条約を批准した。日本は国をあげて障害者差別を禁止したのである。自治医大駅東口バリアフリー工事は、そうした国の方針に沿った事業だからこそ、国も支援すると考える

 しかし、地域でその認識が共有されているとは思えない。理解のないまま工事を進めれば、必ず利害の衝突が起きる。

 共通認識のもとで工事が進められたなら、自治医大駅東口は高齢者障害者も安心して歩ける街となり、誰もが賞賛するバリアフリーの街となることも可能である。それを願って提言をまとめた。

経緯や写真は省略する。また、提言は駅から自治医大までの歩行ルートにしぼった。東口ロータリーについても不満は多いが、これについては別の機会に預ける。



1.現状の問題点を危険性と公平性の2つにしぼる


(1)車優先で歩行者が危険にさらされている


 ①ツタヤ裏通りは安全に歩行できる道ではない

JR自治医大駅から徒歩で自治医大病院に行くには、大抵の人がツタヤ裏通り(通称)と市道7002号線を通るルートをとる。そのためツタヤ裏通りは、駅周辺で最も人通りが多い。

ところが、そこに歩道がない。車と歩行者が交じり合って通行し、車両が行き違うときには、歩行者が車を避けて店先や排水溝の蓋の上を歩く。

車の運転手は、車には注意を払うが、歩行者にはそれほど注意しない。歩行者は身の安全を守るため、黙って待つか、遠巻きに回避する。高齢者、車椅子利用者や視覚障害者が通行できる道ではない。


 ②歩道があっても車優先

市道7002号線には歩道があっても事実上車優先となっている。

店先の車が歩道にはみ出して駐車するのが当たり前である。はみ出し駐車が前提の店もある。車が歩道を占拠していれば、歩行者はそれをよけて車道を通行しなければならない。

さらに、車が歩道上を突然バックで発進してくる。歩道を歩くのも危険と隣り合わせの状態である。


 ③どこまでも車優先

優先道路の歩行者と、わき道から進入してくる車とでは、どちらが優先なのか。ここでは徹底して車優先なのである。


(2)車が乗り上げれば歩道が傷むのは当たり前


 市道7002号線の歩道損傷が激しく補修については誰も異論はない。しかし、なぜ歩道がこれだけ痛むのだろうか。

 歩道が傷む原因は、歩道に車両が乗り上げることにある。それは多くが事業者の営業に関わるものである。

 事業者が事業のために歩道を損傷させた。それを税で補修するのは筋が通らない。損傷した事業者が補修するのが当然である。

 さらに、このまま車両の乗りあげを容認するなら、歩道の維持管理費用は事業者が負担すべきである。税負担の公平性の観点からも、事業計画に不公平さがあってはならない。

 

案の問題点


市が説明会で出した案は、ツタヤ裏通りを一方通行にして歩道を設ける。市道2007号線の歩道の幅を50cm狭くする、というものだった。

 この案が実現すれば、ツタヤ裏通りに関しては、歩道ができ歩行者が今よりは安心して通行できるようになるだろう。しかし、一方通行にすることについては、地権者たちから強い反対が出た。地権者たちの理解が得られなければ実現しない。

 市道2007号線の歩道についは、目的や理念が不明確で、計画立案者が現状の危険性を理解していない。この案では、歩行者が安心して歩けるようになるとは思えない。

計画の前に現状認識と意識改革の必要性である。それは、市の担当者のみならず、地域住民や事業者、利用者にも言える。あわせて、障害者基本法の理解が必要である。

 特に歩道を私物のように利用している事業者には、自覚が必要である。意識改革がなければ工事を進めてもバリアフリーは実現できない。工事計画は現状認識と意識改革のうえで立てられなければならない。

 

3.提言

)とりあえず案(第一案 別ルートを整備)


 あくまでとりあえずの一時しのぎ案である。歩道の車利用とバリアフリーは、決して両立することはない。市道2007号線の歩道には手を付けず、バリアフリールートを別につくるのである。

すでに事情を知る人の間では定番となっているルートとして、駅前トイレの前を通り、線路沿いを進み、付き合ったら右に回りそのまま市道2007号選に出るか、途中で左に曲がり自治医大前を通る県道に出るルートがよい。車がめったに通らないから歩道を設置するまでもなく、点字ブロックの敷設と歩道の色分け区分するだけで事足りる。


)JR沿い陸橋を渡るルートを増設(第二案)


 第一案でも危険な箇所がある。市道2007号線と医大前を走る県道とのT字路には、歩行者が県道を横断するための信号が一つあるが、車両が県道に出るための信号はない。歩行者が県道を横断するには、2007号線を横断しなければならない。それが危険なのである。

 JR宇都宮線の線路のすぐ横に県道を横断する歩道橋があ。だが遠回りになるためほとんど利用されていない。

 そこで、第二案は、公衆トイレ前からまっすぐ出る道路を延長して、この歩道橋に直結するルートを増設する案である。

ルート上には、集合住宅の敷地の一部と、企業の使われていない工場の敷地の一部がある。地権者の協力が得られれば、工事は簡単にすむ。

あるいは、ルートのすぐ横にはJRの使われていない引き込み線があり、JRの協力が得られれば、そこをルートにすることもできる。

いずれにせよ、工夫して整備すれば快適で安心して通行できるルートとなる。


)歩道に段差を設け、路上駐車を解禁する(第三案)


 歩行者の安全確保のためには、車が進入できないようにすることだ。歩道段差を設けるのが確実である。市道2007号線歩道に段差を設けるのが第三案である。

 どうしても段差のない箇所が必要な場合は、事情を考慮して例外的に許可をする。しかしその場合も歩行者優先を徹底する。そのためには、歩道の歩行を侵害する駐停車を一切禁止する。歩道を横断する際も、歩行者優先、バックで駐車、前方発進とする。それでも安全確保が不十分なときは、誘導員を置くことを義務付ける。

 歩道に車両が進入するのは安全面だけではなく、維持管理の問題にも及ぶ。

 車が横断する歩道部分の維持管理を利用者に担ってもらう。実際面では、これまでの使用分として工事費の一部負担と、今後歩道を車両が通行する使用量として毎月いくらかを負担してもらう。その料金は誰もが納得する価格にすればよい。

 いずれにせよ、今後はこれまでと違って、歩道を車両が横断する際は、歩行者優先を徹底することは言うまでもない。

 歩道に段差を設ければこれまで通り商売が出来ないという事業者が出てくるだろう。そこで考えられるのが、第三案に付随して、市道2007号線車道の片側を一時駐車可能とする案だ。車社会で沸き出る問題は、歩行者に犠牲を強いるのではなく車の恩恵に預かる者どうしで解決するのである。

 小規模商店は顧客用駐車場を設けなくてもよくなるし、配達の車、ごみ収集車、送迎の車なども、気兼ねなく車道に一時駐車できるようになる。いつもはみ出して駐車している店舗も、路上駐車すればよいのである。


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自治医大駅東バリアフリー工事に対する提言

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