FC2ブログ
たわし汚れがおちる!


  最近、友人が変なことを言っていました。
 「たわしを使えば、汚れのフライパンも、洗剤を付けずに洗える」だとか。

 ありえないと思いながらも試してみたら、本当にきれいになったではありませんか! 
 たわし汚れが落とせることを初めて知りました。皆さんはこのことを知っていましたか?

 一般的には、たわしは、汚れ以外の鍋や釜などの汚れを取ったり、泥付きごぼうや人参を洗ったりするのに適していると思われています。ザルの汚れ取りや、野菜の薄皮を剥いだりするときも便利です。
 ということから、たわしは繊維の先端部分で、汚れを掻き出したり、こすり取るのだと考えられます。

 そんなたわしが、どうして汚れまで落とすことができるのでしょう。
 ベットリとがこびりついたフライパンを、たわしだけできれいにすることはできません。前もって、紙ナプキンやウエスで油を拭き取ります。その後は洗剤を付けなくても、流水で流しながら、たわしで何度もこすれば、きれいになります。
 油汚れのタッパーも、水を流しながらたわしでこするときれいになります。最近私は、食器もたわしで洗っています。

 そんなことから私は気づきました。たわしで油汚れを落とすためには2つの条件が必要です。

  ①水を流しながら洗う
  ②何度もこするように洗う

 ①も②も大したことではありません。スポンジに洗剤をつけての食器洗いに比べれば、水の量も少ないし、たわしでこする回数も一箇所につき10回で十分です。

 そこで、たわしのひげ部分は、どのように油汚れと格闘しているのかを思い浮かべました。たわしは、油汚れについても、泥やご飯粒と同じように、ひげの先端と腰の部分で、汚れを掻き出したり、こすり取るのだと考えられます。
 油汚れが1回こするだけで落ちないのは、

   ① こすりが不十分だから
   ② こすれていない部分があるから

 の二つが考えられます。でも、いずれにしても10回以上こすれば、ともにクリアできます。

 たわしの場合は、油汚れを洗剤無しで水だけで洗えるので、洗剤とお湯の節約が出来るし、洗剤で手が荒れる方には是非とも試してほしいと思います。
 今まで何でもかんでも洗剤を使って洗っていたことに無頓着だったのですね。皆さんも、それが当たり前と思って生活していませんか?

 さて、ここでたわしについての私の疑問です。
 「洗剤を付けずに流した油は、いったい何処にいくのか? 環境汚染はないのか?」

 何人かの同僚の意見を総合すると、「たわしのひげで掻き出された油は、ひげ自体が油と親和性がないから、油がひげの繊維から離れて水に流れていく」という意見でした。
 そうすると、掻き出された油は自然界に流れていくことになります。

 流すのは食用油ですから 、環境への負担は考えにくいと思いますが、汚染の要因になる可能性はあるかも知れません。

 たわし業界は、「たわしで予備洗いすると、スポンジへの負担や洗剤使用量をおさえるので、環境に優しい洗浄方法として、今改めて注目されています」 といった内容のことを言っています。
 これは、たわしとスポンジの併用が環境によいという主張です。
 
 油、たわし、スポンジの問題を整理します。
 ものごとは、誰にとって有利に働くか 、誰の視点から見るかによって違ってきます。

 環境にやさしいことを最重要課題としてみた場合、どれがよいかを比較してみてください。
 
 ①洗剤とスポンジ
 ②たわしとスポンジと洗剤
 ③たわしのみ 

 
 ①洗剤とスポンジ
 洗剤とスポンジを使って油を溶かして流す。 
  これが一般のスタイルですが、 「油汚れは洗剤で」という間違った常識から来ています。一般的には洗剤といえば合成洗剤のことです。合成洗剤を排水管に流すことは環境破壊につながります。
 さらに油と混ざった合成洗剤から別の汚染がうまれるかも知れません。

 ②たわしとスポンジと洗剤
 たわしを使ってスポンジの消耗や洗剤の量を減らす。
 これは①の延長であると同時に、たわしの力が分からないからです。たわしだけで十分に洗えば、スポンジも洗剤も必要なくなります。

 ③たわしのみ
 たわしを使って油を流す。 
 たわしの力を信じてください。
 食用油なら生物、微生物に悪いとは思えない。
 配水管が詰まるという問題が考えられる。  
 しかし、飲食店の厨房なら対処しなければならない問題だろうけれども、一般家庭では、万が一詰まったら対処すればよいのだから③は問題にならない。
 よって環境にやさしい答えは③番となります。

 
 油汚れのフライパンから疑問は続きます。 
 合成洗剤による環境汚染を考える

 そういえば、以前知り合いの主婦が合成洗剤で手を洗っていたことには、さすがに違和感を覚えました。又、海外では野菜に付いた農薬を除去するために、合成洗剤で洗っている映像をテレビで見たことがあります。
 何か変とは思いませんか? 
 合成洗剤を流すことは油を流すことよりも環境に悪そうです。
 農薬と合成洗剤で土地を汚し、農家の人の健康を脅かし、消費者までも巻き込み、果ては地球環境を汚染する。
 そんなサイクルに 「待ったぁ!えぇーい、待ったぁ!」 と叫びたい!

 更に疑問です。
 たわしは表面を傷付けないか

 我が家のフライパンはテフロン加工ですが、友人のフライパンは鉄製です。たわしで洗うことに傷など心配でしたが、どちらのフライパンも見た目は特に問題はないようです。
 ただし、専門家の意見は、たわしのひげは素材自体が硬いので強く接触すると傷つけることがあるということです。
 確かにピカピカのステンレス鍋をたわしで磨いて、光にかざしてよく見ると、細かい傷がこすった方向に沿ってついているのが見えます。
 しかし、細かい傷と言っても気にするほどのものではありません。クレンザーで磨くのに比べれば、輝きはそのままです。
 傷つきやすい素材には不向きだといっているのは、漆塗りの貴重品や、輝きの程度で価値がきまるような投資商品などでしょう。

 最後の疑問です。
 たわしの材料から自然破壊を考える

 たわしの原材料であるヤシの木のパームは、旧名セイロン島と呼ばれた現在のスリランカが原産地です。パームの実は、石鹸、油、酒、ココナッツミルクなどに使用されます。殻は炭化され、活性炭として、繊維はたわし、縄、マットなどに幅広く利用されています。
 又、パームは繁殖力が旺盛で供給が安定していることから、たわしの材料として着眼されましたが、パームの伐採によって、現地の自然を破壊してはいないだろうか? と心配になります。

 というのも、古来から日本で作られてきたたわしの源材料は、ヤシ科の植物である棕櫚(しゅろ)といいますが、時代の流れとともに大量生産、大量消費の波に押されて数が減少してしまいました。1本の棕櫚(しゅろ)の木が使えるようになるまでは、10年の歳月がかかるそうです。
 この減少した日本の棕櫚(しゅろ)の反省を活かし、現地での輸入ヤシの対策はされているのでしょうか? 

 そんなことを考えていたら次々と疑問が生まれ、今後の課題として調べたいことを
箇条書きにしてみます。

1.台所で油を流すことの問題。
2.油を合成洗剤で流すことの問題。
3.合成洗剤誕生の問題。
4.スポンジ誕生の問題。


 たわしのことを調べてみました。

 たわしからスポンジへ

 昔から人々は、食器や鍋、釜を洗うために、縄やわらを使って自分でたわしを作って使っていました。
 明治の終わり頃に、現在のたわしが生まれ、汚れがよく落ちるとして大ヒットしました。
 明治、大正の時代を経て、昭和中期の1963年にライバルの食器洗い用スポンジが登場しました。 
 私が最近まで、たわしをそれ程重要視していなかったことを考えてみても、スポンジの登場以降は一般家庭でのたわしは影を潜めました。
 しかし、たわし業界の歴史をみると、新商品の発明や時代の流れと共に地道な努力を積み上げてきたことが分かります。今回の調査から分かった歴史の流れを、次回はもっと詳細にご説明できればと思います。

 たわしのデザインと値段
 
 昨今のたわしはデザインが増えてきて、大きさ、形、色、機能など多種類あり、たわしファンとしては喜ばしいことです。特にたわしの色が白、カラー、二色だったり、ねじれ状のもの、棒付き、ひも付きなどと盛り沢山あって驚かされます。
 値段は、100円ショップで購入できるものから、専門店で購入すれば、300円台~3,000円台までと幅広くあります。種類にこだわらなければどこでも購入できますが、特殊なものは専門店かネットで購入することになります。
 先日、棕櫚(しゅろ)で作ったたわしを367円で購入しましたが、今日は100円ショップで棕櫚(しゅろ)の材料を使ったたわしを見つけました!早速試してみたいと思います。
 ここで、我が家のたわしの生涯を写真でお披露目します。どうぞ驚いてくださいな。


 たわし使用前10148

        写真1.使用前  


10149たわし使用中

        写真2.使用中


                             
たわしさらに10094

      写真3.さらに活躍中

 


たわし最後10096

      写真4.最後まで活躍中
 たわしの枠の針金をはずし、ひげのすり減ってない部分を
おもてに出してとことん利用します。



たわし最後最後10 116

     写真5.最後の最後まで活躍します 
  針金を伸ばしてビンなどの内側を洗うときに使います。




 それにしても、ここまでたわしに惚れ込んだら、たわし業界の方々は驚くことでしょうね。 
  
 台所でたわしを使っているとき、自然に言葉が浮かんできました。

 こんなことってあるかしら?
 この歳になってこんな気持ちになるなんて。
 私はすっかりあなたの虜になってしまいました。
 寝ても覚めてもあなたのことばかり考えています。
 食後の度に、あなたと触れ合っていると、
 いつまであなたと一緒にこうしていられるのかと、
 切なくさえ思うようになりました。
 昔からあなたのことは知っていましたが、
 浅いお付き合いでしたね。
 それが、ここ1~2ヶ月、
 わたしはあなたに夢中です。

次回は、たわし専門店訪問レポートを報告したいと思います。  続く
 
    2017年1月30日  いつか七味唐辛子





»»»記事一覧»»» 
関連記事
プロフィール

うさぎもかめも

Author:うさぎもかめも
~~~~~~~~~~~~
うさぎもかめも、
白鳥もアヒルも、
コブタもオオカミも、
桃太郎も犬も猿も雉も鬼も、
若者も高齢者も
障害のある人もない人も、
誰もが参加し、誰もが輝く場をつくります。
~~~~~~~~~~~~~
このブログは
一般社団法人スローテンポ協会
が運営します。

»»»記事一覧»»» 
いま注目!
»»»こんな本があります»»»
~~~~~~~~~~~~~

最新記事
カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ