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昔は繁盛していた小さなレストラン 

私の考えたこと


私たちスローテンポ協会は、あらゆる人が社会参加し、全ての人が豊かに暮らすことの出来る共生社会の実現を目的としています。その一つとして、私たちは地域活性化のために何かをできないかを考えております。

 昔からの街並みは、郊外の大型店舗に押されてシャッター通りとなってしまい、そこからなかなか這いあがれません。

 ところが、奇跡的に復活した街もたくさんあります。スローテンポ協会はそこからの有用な情報を収積しております。困っている小規模経営者の方々から相談があれば、率直な思いを聞き取り、一緒になって考え、対策を提言しようとしています。

 さて、私は《 いつか七味唐辛子》と申します。性格がゆっくり、のんびり屋ですが、ちょっぴり七味の効いた辛口コメントなど発信していきたいと思っています。今のところまだ辛くはありませんが、今後とも末永くお付き合いくださいませ。

 それでは、先日の体験ルポを一つ聞いてくださいな。

 5~6年前に入ったレストランに一人で夕飯を食べに行ってみました。そのお店は、大きな国道沿いの交差点の角地にある、駐車場は20台程のスペースがある、近隣には民家や大きな工場もある、といった立地条件に恵まれています。
 
 私が入った時刻は18:30頃で、その日は木曜日でした。来客は私一人でした。15分後に自転車で来た男性客が牡蠣(かき)フライ定食を注文して、私より早く帰りました。私はリサーチをしようと、こそこそとメモを取っていたので40分以上も居ました。幸いホール係りの女性が気さくな方で、お話を聞くことが出来ました。

 お店は夫婦二人で切り盛りしていること。子供たちはお店を継ぐ意思がないので後継者がいないこと。昔は繁盛していたが、飲酒運転の取り締まりが強化された頃から、運転する客はお店でアルコールが飲めなくなり次第に足が遠いたそうです。そんなこともあり経営は次第に厳しくなったとのことでした。確かに、このお店は私の通勤途中にあるのですが、通る度に目に付くことは駐車場に客の車が殆どないことです。

 ところで、焼肉定食を注文した私の感想ですが、お肉は薄くてペラペラ、焼肉のたれも甘過ぎます。他にも冷奴やひじきの煮物、漬物などが付いてきましたが、ドリンクも付いて860円は高い感じがしました。又、夫婦二人だけで働いているのに、メニューの数が多いのには驚きです。昔はきっと従業員もそれなりにいたのでしょう。

 店内の状況を観察してみました。先ずはメニューが汚れていて不衛生! 照明や天井も古びているというより汚れています。帰るときに入った和式トイレは、便器も壁も汚れていて、トイレ内のあちこちが壊れているのに修繕されないままでした。

 ああっと‥‥‥良いところもありました! お客様のために漫画本が50冊程ありました。出窓には植木やお花が飾られていて、奥さんの優しい人柄を感じました。ホールには4人掛けの大きなテーブルが7つもあって、家族で来たらゆっくりくつろげそうです。それから、奥には15畳程の大きな座敷が二部屋もあります。今も宴会ができそうです。
 
 さて、説明が長くなりましたが、このお店の問題点を整理してみました。
  1. 客席数の割には従業員が足りないこと。
  2. 飲酒客への対応策がないこと。
  3. お店のPRがないこと。
  4. 店内が不衛生であること。
  5. 玄関やトイレがバリアフリーではないこと。
  6. 食材が吟味されていないこと。
  7. 店の目玉メニューがないこと。
 これらの対策がないのは、後継者がいないからなのでしょうか? 現状維持を保とうと考えているのなら、「もったいない!」の一言です。

 さて、それではここで私の架空の未来予想プランを具体的に述べてみたいと思います。

 問題点1番の従業員対策は、当協会を通じて適材適所に合った人材を紹介します。そして、従業員の中で信頼出来る人たちが育てば、後継者問題も解決するはずです。

 問題点2番の飲酒客への対策は、当協会関連の酒屋から仕入れ原価のノンアルコールを提供します。ノンアルコールは、特に女性客に好評なので力を入れます。

 問題点3番のお店のPRは、近隣50軒にサービスランチの無料招待券を手渡します。又、地域の工場にはレストランの特製健康弁当の企画を提案します。それから、インターネットでホームページを作成し宣伝します。

 問題点4番の衛生の件は、すぐさまトイレの改修に取り掛かります。ウォッシュレットとトイレ内バリアフリーは、10万円程の予算で抑えられると思います。又、店内の掃除(特に見えない所)は、日頃からスタッフで実行することです。掃除チェックリストを提案します。

 問題点5番のバリアフリーは、3番のトイレ内バリアフリーともだぶりますが、ここでは玄関の階段が問題点です。子供にもお年寄りにも、そして体の不自由な方にも優しいスロープにします。この工事の見積もりも10万円程の予算で可能でしょう。

 問題点6番の食材の件ですが、当協会は、地産地消、食の安全・安心・満足を追求するスローフードの考えを目指しています。例えば、地元の有機農家と契約して、有機野菜の看板を打ち出します。その有機野菜をたっぷり使った料理を出すことで、客の安全志向を捉まえます。特に子供を持ったお母さんや女性客には人気間違い無しです。料理人がじっくり、ゆっくり丹精込めて作れるように、メニューの数も最小限にします。

 問題点7番の店の目玉となる看板メニューは、改修作業でしばらく閉店状態となる間に、ひたすら料理の開発に取り組んでもらいます。そして、出来上がったのが3品です。先日、NHKの朝市で放映していましたが、今やひそかなブームになっている進化途上の焼きそば定食、そして、肉の柔らかさと旨味を引き出したしょうが焼き定食、スパイスの効いたカツカレー定食(お子様には甘口カレー)をランチメニューとして出します。勿論、この3品は夕食にも人気メニューとなるのは確実です。

 それではここから、私が描いたこのレストランのリニューアルオープンの予想図です。 

 最初は出足が悪く心配しましたが、お客様は少しずつ増えていきました。そして3ヶ月後にそれは始まりました。近隣の口コミやネットホームページの反響で、ランチ時間の駐車場が満杯となりました。夕食のメニューも3品が主流となり、気軽に飲めるノンアルコールが拍車をかけました。おまけにコーヒーマシンの入れ替えで、早くて美味しいコーヒーが飲めるとの評判も上々で、一日中客のとぎれることがなくなりました。

 と、まぁ、こんな流れで復活するシナリオについてどう思われましたか?

 当協会には、税務対策のベテランから商品企画開発の得意な人やパソコン早撃ち名人に元商業デザイナーなど等がいます。一度遊びに来て、こんなユニークなスタッフと話してみませんか? 
   
 地域活性化は皆さんの身近な問題です。いろいろな角度からの意見や体験を募集します。

 さて、次回は第2弾として、このレストランの別の未来予測図を紹介したいと思います。ぜひ、ご期待ください。

 2016年11月27日 いつか七味唐辛子
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